シニア犬の健康

事故の危険も増えるシニア犬の目の不調…白内障や老眼に注意

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シズは友人の家で生まれた子を譲ってもらいました。両親犬から知っているということもあり、本当に自分の娘のような存在です。

今まで犬を飼ったことが無かったので、いろいろ不安でしたが、シーズーという犬種は比較的おとなしく、無駄吠えも少なかったので、しつけに苦労はしませんでした。

大人しいということもあり、出かける時はいつも家族と一緒に行動しています。とにかく、静かで、いるのかいないのか、わからないくらいの子ですが、シーズー犬の特徴でもある、黒くて真ん丸の大きな目で、いつも私達家族をじーっと見つめてくる様子は本当に可愛くてたまりません。

ですが、そんなシズも年月を重ね、シニア犬と呼ばれる歳になってきました。

白内障ではなく老眼だった

シズの目が少し白っぽく見える気がしてきたのは、7歳過ぎの頃でした。

白内障?と不安にもなりましたが、まだ7歳だしと、少し様子をみていました。

それから、昼の散歩の時に目を眩しそうにショボショボさせるようになってきたのですが、家の中では大きく目を開き、普段通りにしているので、目にゴミでも入ったのかな程度に思っていました。

しかし、症状はどんどん悪化していき、散歩の時に頭を下げてトボトボと歩くようになりました。そして、ある日、とうとう歩くことをやめてしまったのです。

これはおかしいと、病院に行くと、瞳孔の動きがとても鈍くなっていると言われ、詳しい検査をした結果、シズは虹彩委縮と核硬化症であることがわかりました。

本来、瞳孔は明るい場所では小さくなり、暗い場所では大きくなる。そうやって目に入る光の量を調節するのですが、瞳孔の動きが鈍くなると、明るい所でも瞳孔が小さくならず、光を沢山取り入れてしまいます。それは太陽を直接見ているような感覚らしく、眩しくて、歩き辛くなってしまったようなのです。

また、目が白く見えたのは白内障ではなく、水晶体核が硬くなり、青白く見えるとのことでした。しかし、虹彩委縮も核硬化症も病気ではなく、老化現象の1つで、いわゆる老眼の症状なのだそうです。

残念ながら、病気ではないので治療法はありません。早い犬では6歳頃からこの症状が始まり、徐々に進行していくとのことです。

しかし、視力が無くなることはなく、犬自身の感覚は眩しいだけで、痛みなどは伴わないということでした。一般的に、7歳はシニアと言ってもまだまだ体力的には元気に見える子が多いかと思います。しかし、シズのように目など、気が付きにくいところから、早めに老化現象が始まっていることも多いそうです。

シニア犬の視力が低下したときの対処法

老眼は、目の疲れなどが原因の一つとも言われています。

視力が失われることはありませんが、そこから視力を完全に失ってしまう白内障になるリスクも捨てきれません。ただ、素人には見た目で老眼の白さなのか、白内障による白さなのかの判断はむずかしいので、定期的な受診をすることを心掛けるようにしました。

シズは、太陽の光がとても眩しく感じてしまいます。それだけで、目にも心にもストレスになるので、サングラスにチャレンジしましたが、残念ながら、短頭種のシズはかけることができませんでした。

そこで、日差しの強い昼間ではなく、朝や夕方など陽が強くない時間帯に散歩に行くようにしました。

老化現象なので、元に戻すことはできませんが、そこから移行してしまう病気のリスクを減らすことはできないかと考えました。

そこで食生活の部分を調べてみたところ、抗酸化作用のあるβカロテンを豊富に含んだ、カボチャやブロッコリーなどを与えるのも目に良いということがわかりました。ただ、与えすぎは消化に負担がかかってしまうので注意が必用です。

野菜をゆでたりする時間が無いという飼い主さんには、サプリメントもお勧めです。目に良いとされるβカロテンの他にアントシアニン、ルテイン、アスタキサンチンの配合されたものや、プロポリスが入ったものなど、沢山のサプリメントが出ています。普段服用しているお薬があるワンちゃんや、サプリメントの成分に疑問がある場合は、かかりつけの獣医師に相談してから与えるようにしましょう。

シズは食事やサプリメントの他に、マッサージも取り入れました。目の周りを温めてから、周りの筋肉をほぐすようにマッサージすることで、目の疲れを和らげます。これは、パソコンやスマホで目を酷使している私達にも良さそうですよね。

マッサージの時間がコミュニケーションにもなり、その日の体調や変化を確認できる大事な時間になりました。

ただ、視力が失われていないとはいうものの、目が見え辛くなっているのは事実です。目が見えないことで怪我のリスクも高まります。

老犬になってからの怪我は、寝たきりになってしまう可能性もあるので、シズが行動する範囲の安全対策を取ることにしました。

生活し慣れている家具の配置はそのままにして、テーブルや椅子の足に、クッションやブランケットを巻き付け、ぶつかっても衝撃が少ないように怪我の防止をしています。

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