シニア犬の健康

体力が落ちていくシニア犬…筋力低下を防ぐ運動のさせ方は?

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ベリーと初めて会ったのは14年前の譲渡会です。先代の愛犬が病死し、四十九日が過ぎたので新しい子を迎えようと、家族みんなで病院主催の譲渡会へ向かいました。

3~4ヶ月の子犬たちがいる中で、一際目立ったのがまだ1ヶ月でコロコロした柴犬系ミックスの小さな子犬たちでした。老夫婦が譲渡会に持ち込んだ子犬で、彼らの飼い犬である外飼いの犬が産んだとのこと。

なので、父犬がどういった犬種かは誰も分かりません。私と夫はまだ1ヶ月という月齢にちゃんと育てられる自信がなかったのですが、娘たちがどうしても、とせがんだ為にそのうちの1匹を迎えることにしました。

生後1ヶ月で我が家にやってきたため、社会勉強を他の兄弟たちとする機会を持てなかったので、すごく臆病な犬に育ちました。

風や雷を物凄く怖がり、時には夜中じゅう鳴いて私が寝ずにずっとそばにいることもありました。ですが、そのぶん人に対してはすごくフレンドリーで、昼間は庭で過ごすことが多かったのですが、近所の人たちに大好きなジャーキーをもらったり、ご飯をおすそ分けしてもらったりしていました。

散歩も大好きなことの一つで、朝夕20分ずつ雨の日も欠かさずに行っていました。3年前に虹の橋を渡ってしまいましたが、晩年は子犬の頃のような可愛さに逆戻りしていて、介護も全く苦ではありませんでした。

シニア犬に訪れる急激な筋力低下

ベリーが歳を取ったと感じ始めたのは、少しづつですが外見の衰えが見え始めた10歳ごろからです。まず、柴犬系にしては長めの綺麗な毛並みに少しづつ艶がなくなってきました。

ブラッシングをしてもシャンプーをしても、ハリのない感じです。そして、その毛もだんだんと薄くなっていきました。

毛色は黄色がかった茶系でしたので、色の変化はそんなに顕著ではなかったのですが、それでも茶色が濃い部分は少しづつですがクリームっぽい色になってきたように思います。

体力面では、まだリードの引きも強く、散歩もきっちり朝夕2回をこなし、得意のジャンプも健在でした。足腰は結構強い方だったと思います。急激な変化が現れ始めたのは、さらに3年ほど経った13歳頃からです。

まず、リードの引きが目に見えて弱くなってきました。70代後半の義母が杖を持ち散歩しても大丈夫なくらいです。そして、得意のジャンプもだんだんと出来なくなり、筋力の低下が現れ始めました。足はかなり細めの子でしたが、それがさらに細くなってきたように感じ始めたのもこの頃からです。

また、白内障と聴力の衰えが出てきたのもちょうど同じ時期でした。何度呼んでも振り向かないことがだんだんと増えていきました。老犬になるとこのような変化が、本当に少しづつ増えていきます。

シニア犬の食欲を維持する食事の与え方

ベリーが快適なシニアライフを送れるように、食事と運動には気を使っていました。

まず食事に関してですが、朝は少量のドッグフードで総合的に栄養をとり、夜は手作りで暖かいものを食べさせていました。

手作りフードに入れていたものは、栄養バランスも考えつつ、ササミをボイルしたもの、白米、そして大根や人参などの犬が食べても大丈夫な野菜類です。

匂いが広がり食欲増進に繋がるのではないかと毎日暖かいもの(もちろん、少し冷ましたもの)を準備していました。おかげで、亡くなる直前まで、量は減ったものの食欲自体はそんなに衰えてなかったように思います。

また、食事の回数ですが、さらに歳を取った頃には一度の量を減らし、1日3回ほどに分けてあげていました。食べる量自体はそれまでと同量か、ほんの少し減らしたくらいです。

老犬になるとだんだんと食も細くなっていき、一度に食べれる量も変化してきますので、愛犬の食べれる量に合わせて増減するのがいいかと思います。

シニア犬の筋力低下を防ぐ運動

次に、運動についてですが、こちらも朝夕の2回を約20分ずつしていました。老犬になると筋力は衰えてきますが、だからと言って運動をやめてしまうとさらなる筋力の低下を招いてしまいます。

早い段階で歩けなくなってしまうと、犬にとってはマイナスでしかありません。自分が歩けないことを認識できず、一生懸命に自力で歩こう、立とうとするために怪我をする可能性もあります。

実際、ベリーもいよいよ立てなくなった時でさえまだ歩けると信じて自力で立とうとし、その結果、後ろ足が真っ直ぐになったまま身動きが取れないことが多々ありました。

幸い我が家は常に誰かがいる環境であったので、すぐに気づき手を貸すことが出来ていましたが、昼間の留守家庭で身動きが取れなくなると大変です。こういったことをなるべく防ぐためにも、愛犬がまだ歩きたい意思を持っており、なおかつ歩ける状態でしたら自力で歩かせることは重要です。

また、匂いを嗅ぐということは犬の本能であり、最も好きなことの一つです。散歩ではたとえいつものルートでも、この本能を満たすことができます。毎日違った匂いを嗅ぐことは脳の刺激にもつながります。

脳の刺激は痴呆の予防にも効果的です。ただ、この時に注意したいのが、愛犬が嫌がっているのに無理して連れ出すことです。そう言った場合には、庭だけを自由に歩かせることや、いっそ散歩にも行かないなど、体調や気分を伺いつつ無理のない程度にアレンジすることも必要だと思います。シニア犬にはストレスフリーな環境を飼い主が作ってあげることが重要かと思います。

人間の高齢者も筋力が弱くなって寝たきりになれば、認知機能も衰えて、寿命にも影響が出ます。この点は犬も同じで、運動と食事はとても重要です。

筋力を低下させないためには、人間でも動物性タンパク質の摂取が推奨されていますよね。

狼を祖先に持つ犬にとって肉類はなおさら重要な栄養素。かといって、すべてを手作りで与えるのは難しいのが現状でしょう。動物性タンパク質が豊富なドッグフードを取り入れることで、飼い主さんの負担を減らしながら、ワンちゃんが必要とする栄養素を与えることができます。

 

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