ミルクは家族の前では負けん気のつよい子ですが、外や他人の前では猫を被ったように大人しくなってしまう内弁慶です。家にお客さんが来ると怖がって家族の傍にピッタリとくっつき、大人しくお座りしているので「行儀の良い子」とお客さんにほめられます。
しかし、お客さんが家を出ると窓に走り寄り、太く大きな声で「もう来るんじゃない」と言わんばかりに吠えまくります。
そのため、私たち家族はいつも(せっかく褒められたのに…さぞ驚いただろう)と困り顔です。
見かけに反して声は太く大きいので、宅急便のお兄さんは外でミルクの声を初めて聞いたときは大型犬だと思ったそうです。
犬の子宮蓄膿症の原因と症状
そんなミルクがあるとき、何度も吐いてぐったりと動けなくなってしまいました。体も熱く熱があるようだったので急いで病院に連れて行ったところ、子宮蓄膿症と判断され急いで手術をしました。
子宮蓄膿症は発情後2~3カ月で起こりやすいそうですが、長い間出産をしていなかったり、出産したことがないシニア犬は、子宮蓄膿症になる可能性が高いそうです。
子宮蓄膿症の症状としては、
- 吐き気
- 食欲不振
- 多飲多尿
- 陰部から膿が出る
などがあります。子宮蓄膿症は発見が遅れると手遅れになって死んでしまうため、早期発見がとても大切です。
子宮蓄膿症対策として避妊手術は本当に有効?
子宮蓄膿症を防ぐ方法として、避妊手術を上げる獣医や関係者がとても多いですが、安易に避妊手術をすることには疑問が残ります。
なぜなら、避妊手術には全身麻酔のリスク、尿失禁や皮膚病のリスクがあるからです。手術による術後合併症や全身麻酔によって麻酔から目覚められずに死んでしまう場合もあります。
また、ホルモンバランスが崩れて皮膚病になったり、肥満になったり、尿失禁が起こる例も報告されています。中には極稀ですが、オス化してしまうワンちゃんもいるそうです。
ドッグフードに残存しているホルモン剤の影響か
そもそもなぜホルモン関係の病気は起こるのでしょうか?
その原因の一つにドッグフードが関係しているように思えます。世の中に出回っている多くのドッグフードには粗悪な材料が含まれています。危険な保存料や着色料、保存料だけではなく、人間の食べ物としては使用できない病気の動物肉や防腐剤を多量に使用した肉が肉類、○○副産物などと称して平気で混ぜられています。
特に日本の場合、欧米と比べてペットに対する安全基準が低いのでこのようなことが起こります。そのため、クオリティの高い材料を使っているドッグフードを探す必要がありますが、人間が食べられる肉を使っているからといってまだ安心はできません。
私たちが日常食べている肉には、ホルモン剤や抗菌剤が多く使用されており、その肉に残存しているホルモン剤の影響でホルモンがかく乱し、乳がんをはじめとする生殖系の病気を引き起こしている、とも言われているからです。それならば、犬や猫の生殖系の病気の要因の一つもそこにあるのではないか、というのが私の考えです。
そのため、ホルモン剤などを使用していないオーガニックのドッグフードがおすすめです。特にイギリスやドイツは犬に優しい国として有名で、ドイツには犬専用の肉屋さんもあるくらいだそうです。
避妊手術をするかしないかは最終的に飼い主さんの事情によると思いますが、犬の健康を守る方法の一つとして、ドッグフードにもぜひ注目して頂きたいと思います。
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ペット先進国イギリスの高品質ドッグフードの輸入が始まりました。
シニア犬の健康に特化したドッグフードピッコロの成分とシニア犬に与えたときの効果について丁寧に解説しています。よろしければ、合わせてご覧ください。