シニア犬の健康

シニア犬は暑さが苦手…熱中症から守るための対策とは?

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湿気の多い日本の夏の暑さは我々人間にとってもつらいものですが、ワンちゃんにとってもそれは同じ。いや、体温調節が苦手な分、ワンちゃんの方が暑さに弱いと考えられます。

人間でも高齢になると、熱中症で病院に運ばれる人が増えます。体温を調整する能力が低下しているためです。同じことはシニア犬にも当てはまります。

15歳の愛犬を熱中症から守った経験のある女性に、ポイントを伺いました。

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我が家のレオンは家族で一番の外出好きです。お散歩好きなワンちゃんは数多くいれど、車に乗るだけで大はしゃぎできる犬は我が家のレオンくらいかもしれません。

特に赤信号で車が停止しているとき、本来なら自分より大きい犬を窓から見下ろし、この暑い中ご苦労さんと言わんばかりに得意げに高見の見物をしているレオン。なかなか腹黒いところもありますが、飼い主から見るとそんな性格もかわいいものです。

(※車に犬をのせるときは、窓から犬が落ちないよう注意が必要です。また運転者の膝の上に犬をのせると違反とみなされる可能性があります)

こんな熱中症の症状には要注意

そんな外出好きのレオですが、8歳頃に熱中症になりかけたことがありました。

どちらかというと寒がりだったレオンがまさか熱中症になるとは思わず、完全に油断していました。

熱中症の症状には、

  • ハアハアと呼吸をしている
  • ぐったりしている
  • よだれが大量に出る
  • 食欲が減る
  • フラフラになる

等があげられます。

これらの症状に加え下痢や嘔吐、けいれんがある場合は重篤なので急いで病院に向かう必要があります。

レオンの場合、息は荒くなっていなかったのですが、ぐったりとしていて耳の中を触ったところ体温が高くなっていました。

体温調節が苦手なシニア犬

犬は人間よりも暑さに弱い動物ですが、シニア犬になるとさらにその危険性は高まります。

シニアになると体温調節が上手くいかず、暑さを感じにくくなるからです。犬は人間のように汗を流して体温調節ができないため、ハアハアと呼吸をすることで体温を調整しようとします。

しかしハアハアと呼吸をすることはシニア犬にとって体力を消耗し、体に負担がかかってしまうのです。

シニア犬を熱中症から守る対策1.室温を調整する

そのため、犬が暑がらないように飼い主が環境を整えてあげる必要があります。通気性を良くしたり、直射日光が当たらないようにしたり、エアコンをつけたり。しかし冷やしすぎても体調を崩してしまうので、私たちが涼しいなと感じるレベルが目安のようです。

シニア犬を熱中症から守る対策2.水分を補給する

くわえて水分補給も大事なのですが、シニア犬の場合は水分不足になっていても水を飲まない場合もあるので、ウェットフードを与えたりして水分を補給させてあげるのが良いと思います。

シニア犬を熱中症から守る対策3.散歩は日差しの弱い時間帯に

また外出する場合は地面の熱でやけどをする危険性があるため、手で地面を触っても熱くない時間帯、早朝や夜にするのがおすすめです。

その時間帯であれば、暑さだけでなく紫外線も弱くなっています。犬は人間よりも地面に近いため、日光の照り返しを強く受けてしまいます。その結果、皮膚病や白内障などの病気の危険性が高まると言われています。日中のお散歩では、犬にサングラスをするのが良いともいわれてますね。

車でお出かけする場合は、車内にワンちゃんを置いていかないようにしないといけません。買い物のわずかな時間であっても、夏は数分で車内がサウナと化してしまいます。去年のニュースでは車内にワンちゃんを置いて出かけたために、ワンちゃんが死んでしまう悲しい事故もありました。

最近の研究では、温度が22度以上、湿度が60%を超えるとに熱中症の危険性が高まると言われています。ワンちゃんと私たちでは暑さの感覚が違うということ、これを心掛けることが大切ですね。

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